カムイが逝ってしまった後、自分でも驚くくらいの冷静さでペット葬儀屋を探した。
その時は時間の経った今よりもむしろ冷静で、カムイの亡骸をずっとそばに置いておきたいとか離れたくないといった思いはなく、できるだけ早く見送ってあげたいとの思いの方が強かったのだ。
いくつかの葬儀屋の口コミをくまなくチェックして、もっとも真摯に対応してくれそうなところに電話を入れると、当日には迎えにきてくれるという。
当初は自分がお寺にカムイの亡骸を運び、そこで手続きをしてもらうのかと思っていたが、最近では担当者が自宅を訪れ、家の近所に置いた車中にて火葬してくれるシステムがあるというのでそうすることにした。
その後の選択肢もいくつかあったが、自分は自らカムイのお骨を拾い上げ、自らの手で骨壺に収めることのできる形を選んだ。
担当者が車中で骨を骨壺に入れてから、その壺を持ってきてくれる形もあったが、私は長年連れ添った相棒として、骨になったカムイも見なければと覚悟したのだ。
その時の様子や思ったことについてはまた後ほどに譲るとして、火葬の際に不思議なことが起きた。
私は長らくiPhoneユーザーだが、それまで一度もそのような経験をしたことがなかったというのに、突如画面が勝手に写真の『For You』という画面に切り替わり、過去のカムイの写真のスライドショーのようなものが流れ始めたのだ。まさにカムイの亡骸を担当者に手渡し、15分ほど経った頃だったように思う。
「えっ何これ?えっ」と初めは戸惑ったが、過去に撮影した懐かしい写真の数々が流れてきて、不可思議だけども温かい気持ちになり、カムイが最後に挨拶に来てくれんだ!と思った。
過去のカムイの写真(思ったほど残っていなかったが…)を整理していて気に入った写真の一枚YouTubeなどでスピリチュアルな動画もたまに見るくらいでそんな思想も嫌いじゃないが、霊的なものがあるかは、霊感のない自分にはさっぱり分からない。
でも、自分がカムイを想っていれば、それだけでカムイはそばにいるってことになるよなとそんな風に思う。
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カムイ君、虹の橋を渡ったんですね。
時々、思い出してはブログを拝見しておりました。数日頃前から何となく、カムイ君のことが気になり、変わりないかなぁ?先程拝見し知った次第です。ブログを通してバーマンという猫種の素晴らしさを教えてくれたカムイ君に感謝です。
猫は、実際に一緒に暮らさないと良さが判らない生き物だと思います。
ご冥福をお祈りすると共に、また生き返ってきたら一緒に暮らしてあげてくださいね。
飼い主様も本当にお疲れ様でした。
- 2022/04/26(Tue) 00:28:35 |
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- なか #-
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やっぱりカムイだってね、すぐは離れがたいものがありますよ。
同じ時間を過ごしたんだから、不思議だとは思わない。そうなんだ、と思います。
それだけカムイと濃い時間を過ごしていたんだと思いました。
- 2022/04/27(Wed) 00:01:10 |
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- 足袋 #-
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