さくらももこさんが亡くなってしまったね。
もう発表から幾日か経ったけどいまだにショック。
彼女のことは中学生の頃にはじめて知った。
同級生が、リボンという雑誌のちびまる子が面白いとかなんとか言っていて、
リボンって少女漫画じゃん、くだらんことで騒いでんななぁどと蔑んでいた。
…のだが、何かのきっかけで、ちびまる子ちゃんを読む機会があり前言撤回、面白い。
そして懐かしい。決して特別絵がうまいわけではないのに味わいがある。
その後、テレビ放映がはじまって、あっという間に国民的アニメに成長。
さくらさんのすごいところは、その偉大な作品を超える(と個人的には思う)
「コジコジ」まで生み出したところ。
その他、すべてのエッセイ、永沢君、神の力っこ新聞、富士山、ちびしかくちゃん…
などほとんどの作品を購入して楽しませてもらった。
エッセイなどに登場するさくらさんは、のんきでおおらかで人情味に溢れて、
健康オタクで動物を愛し、お笑いが好きで、ちょっと怠け者だけど本質は頑張りやさんで、
恐れ多いのだけど、自分と共通するところが多いなと勝手に思って親近感も抱いてた。
健康に関しては、健康に特化した本を出すほどだったし、
エッセイなどでも食やお茶にこだわり記述がたびたびあった。
誰よりも長生きしちゃうんじゃないかと思わせるような人だった分
早逝したのが余計に切ない。
かなりタバコを吸ってお酒も飲む方ではあったようだけど…
ブログも定期購読していたけど、ずっとのんきな日常の記述で、
当時すでに病気を患っていたのかなと思うと、余計にやるせないけども、
彼女は彼女らしく、そうした状況下でも人生を楽しむ努力をしていたのかも。
さくらさんとは面識もなく、今後も合うこともなく、
亡くなったという事実を知らなければ、こんなに心を痛めなかったわけで、
さくらプロダクションのスタッフが、ゴーストとしてブログを更新してくれていれば、
自分とは関わりのないさくらさんだけど、どこかで元気に過ごしていると思えるからその方が良かった。
などと無茶なことを思ってしまうほど、彼女は自分にとっての青春の大きな象徴だったよう。
穴がぽっかり。
このブログだって、さくらさんのような面白いことも書けるかな?
なんて無謀なことを思って始めた部分もあったのだよね。
例えばの話だけども、もしカムイの身に何かあっても知らせなければ、
みんなはきっとカムイのは今ものんきに過ごしているだろうと思うことだろう。
だけど、何かがあってそれを報告したら、悲しむ方もいると思う。
悲しませるくらいなら何も報告せず、ブログをほったらかしておく。
そんなのもありでは…? そんなことまでいろいろと考えてしまったよ。
だけど、人は生まれた時から死に向かっていて、
必ず別れがあるからこそ相手をいとおしむことができる。
そう思えば、大切な人との日々を無駄にしないように生きていくのみだね。

これは今日撮った写真だけど、相変わらずカムイはのんきに元気。
エアコンの部屋にはおらず、蒸し暑い部屋でゴロゴロしているよ(笑)
さくらさんの訃報を聞いた翌日、何の因果か彼女の出身である静岡に赴いた。

藤枝市にある美術館に、石田徹也さんという画家の展覧会を観に。
同い年なんだけど、31歳の若さで亡くなってしまって、この作品が遺作なんだって。
彼の死は事故とも自殺とも言われていて、絵を見ても何か心の闇を感じるものが多いけど、
人間誰しもが持つ部分のような気もして共感するところもあったかな。
あとは少し前だけど伊勢神宮にも行ってきた。

神社はいいね。
こんなことは本当はしてはいけないんだけど(笑)

そのまた少し前には、筑波山の近くにある、わんにゃんランドで大型犬と戯れてきた。
ここにはコリーがいたんだよ。
友達と3人で言ったんだけど、遠目にコリーを見つけた途端、
「コリーーーだーーー!」と雄叫びを挙げ、一目散に2人を置いてけぼりにした俺だけども、
そのコリーがつれなくて、全く名犬ラッシー風ではなかったので、
結局フランダースの犬に出てくる犬とさみしく佇んでいたよ(笑)

じゃ、また気が向いたらね。
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さくらももこさんは同県の人ということもあるし、何より「ちびまるこちゃん」が出て来た頃、リアルタイムで連載を読んでいたので訃報には衝撃を受けました。
ご存知ないかもしれませんが、さくらさんと同時期に活躍した、岡田あーみんという漫画家さんがいて、私は岡田さんの方が好きでしたが、さくらさんと岡田さんのコラボ作品もあり、毎回わくわくして「りぼん」を買っていました。
瞳キラキラ、スカートの裾ひらひら、白鳥が舞うような少女漫画の雑誌の中でさくらももこさんと岡田あーみんさんの作品は異才を放っていて、どちらも天才だなと思いました。
さくらさんは人間的にもとても良い方だと思うのですが、いろいろな文章を読むと少し私と合わないところがありました。それと、言い方が悪いですが、岡田さんの彼をさくらさんが奪ってしまったというのは有名な話で、さくらさんが漫画の欄外に、あーみん、ごめんねと書いてあったというのもマニアの間ではよく知られた話です。それがきっかけかわかりませんが、あーみんさんは間もなく漫画家を引退されました。
石田徹也さんは亡くなってから市民、県民に知られた方です。独特の作風の中にもがいている苦しさを感じ、しばらく目を離せない作品が多いです。作品展は来場者が多いそうで、生前にそうだったらまだ彼の創作人生は続いていたんじゃないかと思います。
私の知人に神社回りを趣味にしている人がいます。
特に何教を信仰しているというのではなく、神社に一歩足を踏みいれた瞬間に変わる空気や、神社の木々の中で佇むのが好きだと言います。それ、わかります。伊勢神宮も一度は行きたいところです。
先月、癌と闘っていたうちの猫が亡くなりました。
わあわあ泣くというのではなく、虚無というか、心に穴が開いた様です。今は動いてる体と沈んだ心がバラバラになった様に生活しています。
カムイ君のゴロゴロした姿がとっても嬉しいです。
- 2018/09/02(Sun) 09:28:59 |
- URL |
- 花まつり #-
- [ 編集 ]
あーみんは、お父さんは心配性という漫画の方でしょうか。確かにコラボがありました。しかし、確かにあの2作品はりぼんでは異質でしたね。さくらさんが始めに結婚したのが、みーやんさんでその方があーみんさんの彼氏だったのでしょうか。
さくらさんは亡くなって全てが美化されていますが、過去にはそういうこともあったのかもしれませんね。ただ、いい噂も悪い噂も我々には伺い知ることができないことですし、僕としては感謝あるのみですね。
石田さんもご存知なのですね。作品を見てとても感銘を受けました。最後は精神を病んでしまったというような話もネットで見ましたが、天才はそういうものなのでしょうか。その後を見たかった方ですね。
大切な愛猫が亡くなってしまったなら沈んだ心での生活になってしまうのは無理もないですね。これじゃいけない元気ださなければと思っても、なかなかそうはいかないですよね。時間薬だとは思いますが、辛さは当人にしか分からないでしょう。良き思い出だったと思える日が近いことを願っています。
- 2018/09/02(Sun) 19:07:10 |
- URL |
- maruo #-
- [ 編集 ]
カムイちん、元気でよかった~~~。
蒸し暑い部屋で平気とは、みゃんま~かたいか、
あっち方面が出自だった??バーマンの血がそうさせるのか??
いやいや、カムイちんは日本育ち。マンション育ち。
たぶん自然派maruoさんの気質が備わったのかもしれないね。
石田さんという人の絵画、初めて知りました。
なんか独特ですね。空想的リアリズムというか、自己投影的異郷夢幻のような。
こちらは田村一村の絵などを見ましたのじゃ。
「ハッキリ絵」という点では何か相通ずるものがあるような、。。。
- 2018/09/03(Mon) 12:03:28 |
- URL |
- 猫御崎 惠 #NtRw71BI
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