さりげなく自衛官だったことをカミングアウトしたけど、
ちょっと気にしてくれた方もいるので、
その辺りのことをもう少し書かせてもらうとしよう。
大学4年になって周りは企業の資料請求とかしていたんだけど、
俺はときたら本当に追い詰められないと何もしない性格で、
一切ハガキを送ったりすることはなかった。
だって、やりたいことないんだから仕方ないじゃん、
人生何とかなるでしょ、などと幼稚めいた言い訳をして。
そんな俺でもエントリーした数少ない企業は、
当時から競馬が好きだったので、競輪協会。
競馬会(JRA)だと馬券を買えなくなっちゃうから、
競輪には全く興味なかったけど、ま、いいかなと(笑)
でも、そんな程度の理由だから確か面接まで行けなかったような。
もう一社はラディッシュボーヤという自然野菜の宅配会社。
ここは最初の説明会の時に土日もボランティアとかありますと言われ、
こっちからご免こうむったような(笑)
文章だけだときついのでイメージ映像として我が家のサボテンの近影(本日)でも(笑)で、そのまま何もせず月日は流れたのだが、
特に焦るでもなく、このままバイトでもいいかなと思っていた折、
ふと街の掲示板に自衛官募集の告知が目に入り、
引き寄せられるように資料請求ハガキを手に取っていた。
それを興味本位のままに送ったところ、
数日後にいきなり自衛官の営業部隊が我が家に現れ、
「え?資料請求しただけなのに、何なのこの人たち?」
と怪訝に思いつつも、そのまま事務所のようなところに連行され、
あれよあれよと入隊する運びとなっていた(笑)
俺としても特にやることもないし、
人生は何事も経験だなと思っていたので、
ま、いっかって感じだったのだが、母親としては、
「わたしゃ自衛隊に行かせるために大学行かせたんじゃないよ!」
という心境だったらしい。
兄は大手企業に就職しギャンブルも一切しない堅実派だから親を安心させた。
俺は別に大手とかこだわらないし…とか言って何もしない挙句に、
いきなり自衛隊に飛び込んだりして、若くして馬券にも手を染めていた。
兄弟でこうも違うもんかね(笑)

さて、自衛隊では10人部屋の共同暮らし。
もともと孤独を愛するタイプにこれは苦行に近いことだが、
それは承知の上でやってきたのだし、慣れてきたら意外と楽しい。
だんだんと仲間意識がわいてくるんだよね。
ただ、俺は数少ない大卒だったので上から期待が大きく、
何となく入っちゃった俺でもいいの?というギャップが
段々と大きくなってきた。使命感ないのに…という。
国を守る気持ちなんぞ一切なかったからね(笑)
んで、このまま続けては申し訳ないという気持ちも芽生えてきて、
本体に配属される前の教育期間のみでとっとと辞めるとにした。
俺は体育検定の成績も良く、学科も射撃も優秀だったんで、
なんとか賞(確か区隊長賞だったかな)にも選ばれて賞状ももらった。
だから、やめると言った時は、やめるなと慰留され、
最後はやめるやめないの口論にもなったりしたのだが、
言い出したら聞かない信念はこの頃から持ち合わせていたので、
当然そのままやめて、当時の上司たちには迷惑かけたなぁと。
まだお元気なんだろうか…

でも実は自衛隊にいる頃にやりたい仕事が見つかっていたので、
めでたく実家に戻った後に、ぜひ働かせてください!
とアピールした手書きの手紙をいきなりその会社にを送り、
その時はお断りされたんだけど、後ほど、
字が上手かったことが印象に残っていたとかで、
社員が一人やめた時にお声が掛かったという。
ま、その会社も3年半ぐらいであっさりやめたけどね(笑)
でも、その会社に入れたおかげで今の会社に繋がったから良縁だったかも。
何だかんだで今の自分は自分で引き寄せているのかなと思ったり。
そんな話終わり。
さてさて今日はチューリップでも終わりかけの桜を見に行くでもなく、
引きこもりのように家にこもってずっと馬券を買っていた。

出かける予定がないと、本当にずーっとダラダラしちゃうわ。
でも、買ったり負けたりしつつ最終的には1500円プラスだったから、
明日はちょっと贅沢なランチでもしてこようと思うよ。

ずっとソファに座って体が固まったからさすがにほぐさないとと思い、
トランポリンで運動でもしようと思った時にそこにいるのが猫というもの…(苦笑)
ま、こんなダラダラな日曜日もわるかない。
ずっとカムイと過ごせたし。
さ、また来週から一日一日頑張っていくか。
人気ブログランキングへ俺が金木犀の香りが好きなのは、
自衛隊にいた時に辛かったことがあって、
ふと優しげな甘い香りがしてきて、
すごく癒されたのがきっかけだったんだよ。
それが金木犀と知ったのは後からだったけど。
だから、今も金木犀の香りをかぐと、
当時いた群馬の自衛隊の建物とかその横に
植わっていた金木犀の映像がパッと浮かんでくる。
もう20年も前の話。
昔のことはよく覚えているもんだね(笑)
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 未分類
-
| trackback:0
-
| comment:7
こんにちは!
久々のコメントです。
まさに、人に歴史ありですね。
サボテンもMARUOさんもカムイちゃんも元気そうで
何よりです。
このブログと出会ってはや〇年、
月日は何気に流れるものですね。
いろいろお別れはあったけど、それでも、こうして変わらずにいられることは ありがたいことです(^^)
MAROUさんの自然体の感じのこのブログ、
とても好きです♪
今日はチョット肌寒いけど、良いランチができるといいですね!!
- 2016/04/11(Mon) 08:09:24 |
- URL |
- くまちゃん #-
- [ 編集 ]
自衛隊にはいっていたことはびっくりでした。
でも今の自分がいるには必要な道だったのですよね。
香りの記憶ってすごいと思います。
その香りをかいだだけで、時代も場所も過去にワープできるきがしませんか?
私も金木犀には私なりの思い出があります。あと沈丁花という花の香りも好きなんです。
桜は一年に一度目で楽しみますが、一年に一度の香りの楽しみもいいものですね。
- 2016/04/11(Mon) 12:56:47 |
- URL |
- さくら #-
- [ 編集 ]
こんばんわ。うちの息子が大学を卒業するときに「自衛官にでもなろうかなぁ」って何も考えずに話したら、自衛官の方が自宅までおいで下さいました。しかし、「体重制限」があるなんて知らなかった。うちの息子は身長185センチ以上あるかな・・。体重が100キロあったので「体重」でアウトでした。
自衛官の方が、そんなに太っているようにはみえなかった・・。と残念がっておられました。
そして、昨年の夏、また「自衛官になりませんか」とお誘いいただきました。
今度は春から新入社員で頑張っていたので92キロまで体重が落ちていましたが、息子は「社会にでてはっきりわかりましたが、僕には絶対無理です」と丁寧にお断りしておりました。
しかし、体重制限あるわなぁ・・・。
「でぶ」は必ず弾が当たる確率高いわなぁ・・・。って納得してる息子に大笑いした私です
- 2016/04/11(Mon) 20:28:27 |
- URL |
- たか20 #-
- [ 編集 ]
ちょっとパソコンの調子が悪く間が空きました。
自衛隊は口から手が出るほど隊員を欲しがっているんでしょうか。書類を送っただけでわざわざ自宅まで来てくれるのは凄いですね。
私の従兄が二人自衛隊出身です。結構な地位まで行ったらしいですがよく知りません。
娘の知り合いが音楽大学出身で、最初の二ヶ月だけ他の退院と同じ訓練をしさえすれば、あとは訓練をせずにずっと音楽隊でいられると言って自衛隊の音楽隊員になったと聞きました。(本当にそういうシステムかは知りません)
maruoさんと自衛隊が結びつかなかったのでちょっと驚きましたが、短期間だけだったというので納得です。
その次の会社も短かったんですね。
でも、それら全てがmaruoさんの歴史の中で良い経験だったんでしょうね。
私もお花見に行こうと思う日に限って用事を頼まれたりして結局、車から目に入る桜を見るだけで終わりました。
娘のために買ったトランポリンもどこへしまったか忘れてしまいました。体にいい、頭にいいと聞いてすぐ買ったんだけど、
場所を取るから結構邪魔でした。買って一週間で壁に立てかけてタオル干しになってたような、、、。だめですね。
- 2016/04/11(Mon) 21:25:38 |
- URL |
- 花まつり #-
- [ 編集 ]
>くまちゃんさん
こんばんは。
熊本の時以来ですね^^
昔見ていたブログに久々に来てみたら
更新日付が何年も前のままっだったりすると、
勝手に心配したり寂しい気持ちになったりしますね。
このブログは何とか続いて何よりです。
自分で言うのもなんですが(笑)
>さくらさん
香りもそうだけど、昔に聞いた音楽とか、
人間の視聴覚の思い出は体に染み付いてますよね。
僕も沈丁花は大好きですよ。
白く可憐な花から何ともいい香りがしますよね。
春は桜、秋は金木犀、沈丁花は冬かな?
植物はいろいろ楽しませてくれますね
>たか20さん
体重制限あるんですね。
でもそれも縁でしょう、今行っている会社と縁があったということで。
なんで自衛官になろうと思ったかは気になりますけどね。
僕みたいに何も考えずではなかったでしょうに(笑)
おでぶの自虐ネタを言えるところが素敵です
>花まつりさん
今はどうか分からないけど、当時の自衛隊は人を欲していたんでしょう。
しかも2~3人できたから、最初は何事かと思いましたよ。
会ったことのない花まつりさんに言われるぐらいだから
周りの人たちにも必ず驚かれます。
自衛隊には縁もゆかりもなさそうなタイプですから。
訓練自体は楽しかったんです、走るのも富士野営とかも。
でも、あの閉鎖的な空間と上下関係、国を背負うみたいな感覚、
やっぱり合ってませんでした(苦笑)
トランポリンは本当にいいらしいですよ、リンパも流してくれるみたい。
そういう自分も最近はご無沙汰してました。
- 2016/04/11(Mon) 21:58:53 |
- URL |
- maruo #-
- [ 編集 ]
こんばんわ。息子の自衛官応募の動機「何も考えておりません」が正解です。
遠い過去の事です。ここは駐屯地と広大な演習場があり、季節ごとにキノコ狩りタケノコ堀等に演習場にお邪魔できる環境にあります。自転車で息子達の遊び場でもありました。遊んでいるときに戦車に出くわすラッキーも体験しております。地雷もどきを置いてありそれを自転車で飛び越える遊びまで流行っておりました。穴の中に自衛官が草をかぶり隠れているところにも遭遇しまた自衛官のレトルト食品までご相伴にあずかるラッキーにも遭遇しております。モデルガンを担ぎサバゲーも演習場でやっておりました。
幼稚園の頃には戦車に「乗せて」と停めました。すごい勢いで戦車が止まり、デッキの上から「お母さん」と手を振る息子を他人のふりをしたのは私です。
そんな経験があって何も考えずに「自衛官」っておもったのでしょう(お恥ずかしい限りを尽くした幼少期の息子ネタです)
- 2016/04/13(Wed) 19:49:44 |
- URL |
- たか20 #-
- [ 編集 ]
>たか20さん
幼い頃からの環境が、なんとなく行ってみようと思わせたんですかね。僕なんか全く自衛隊に関係ない環境だったのに急に思い立ったから、息子さんの方がマシというか真っ当ですね。
- 2016/04/15(Fri) 23:30:40 |
- URL |
- maruo #-
- [ 編集 ]