この前、明らかに読む気をなくさせる長文を書いたものだが、
あの時、多分、続きがあると書いたはず。ということで続き。
前回、初代シマリスのアラシのことを書いた。
このシマリスは、成体になってからやってきたので、
見た目のかわいさとは裏腹に、全くなついてはいなかった。
餌をやる時なども、毎度のように脱走の機をうかがっており、
実際それで何度か逃げられたのだ。
それでも、自分の居場所(=餌のありか)はしっかり覚えていたようで、
逃走劇のすったもんだの末に戻ってきてくれたんだが、
そんな味気ない関係に物足りなさも感じていた。
当時のmaruoは、「あらいぐまラスカル」の青年とラスカルの素敵な関係に憧れ、
「りすのバナー」などというリスが主人公のアニメにも熱中していた。
なぜ、我が家のシマリスはこんなんなんだと不届きな思いも、実はあった。
だが、そんなアラシもこの世を去り、それからかなりの年月が流れ、
俺が高校生になった頃、再びシマリスを買うことになったのだ。
この時は燃えた。今回は、初代アラシの轍は踏まない。
そう、子リスの頃から我が子のように育て手乗りリスにする思惑だ。
その結果、この二代目アラシは、みごとに手乗りというか肩乗りというか、
一応、物怖じせず人の身体を駆け回るようなリスに育ってくれた。
しかし、そうして自由奔放に遊ばせているうちにケージに戻らなくなってしまい、
ステレオのスピーカー下部についていた穴を自分の巣としてしまった。
そして、たまに友達が遊びにきた時などに姿を現すと、
飛び掛って噛み付く等の荒業を見せるまでに逞しく成長。
身体は小さいのに、やけに気の強い奴だった。
初代アラシよりは懐いてはいるが、自由奔放な二代目アラシなのであった。
そんな二代目もちょっとした事情であっさりと命を落としてしまった。
まだ1歳に満たないのに可哀相なことをしたな。
さては、この長文第2弾に退屈してんな?
さて、以上は幼い頃から長く住んでいた団地での懐古であったが、
その後、別の立派な(と言っても親の)マンションに引越すことになった。
ここは、犬猫も飼育可であったが、我が両親がそれを許すはずもなし。
ということで、それならばと、今度は文鳥を飼うことにした。
団地の頃からインコは飼っていたが、文鳥はなかった。
飼ってみるとインコ以上のべた馴れ具合に驚いた。
中でも桜文鳥のクロは、歴代のペットの中でも相当に思い入れが強い。
というのも、この頃は、もうしっかりと飼育法を学び、
責任を持って飼うようになっていたので、より愛着が深かったのだ。
このクロのなつき具合は相当なもので、
今まで飼ってきたどの手乗りインコよりも人なつこかった。
とにかく、呼べば来る、まぁほとんど人の周りにいるので、
呼ぶ必要もない程であったが、たまに父親の方に行っても、
ちゃんと飼い主を理解していたのか、俺が呼べばすぐに飛んできた。
他の文鳥を手に乗せていようものなら、クロは怒ってそれを追い払う。
このクロならば、肩に乗せたまま外を歩いても平気だったのではと思う。
ためしに庭で(マンション1階なので庭があった)放してみたが、
まったく逃げるそぶりを見せず、いつものように離れなかった。
。。。
そのクロに突然悲しい悲劇が襲った。
5階に住んでいた頃は、カメとニワトリがダイブするという忌まわしい過去があったが、
今度は1階に住んでいたことが仇となってしまった。蛇である。
手乗りでありながら、庭に置いていたのがまずかったのだが、
しっかり植物保温用のガラスケースに鳥カゴごとしまっていたので、
まさかそこにヘビが侵入するとは思わなかった。
まして、あの細い鳥かごケージである。その隙間1センチほど。
そのわずかな隙間から、奴は身体を細くして侵入し、
クロを襲った後には、出ることができずに右往左往していた。
朝、クロの世話をしようと鳥かごを見る。
中にいたのはクロではなく蛇。???頭が混乱。
今までの人生でもこれほど卒倒したこともあまりない。
蛇の身体を切り裂いてやろうかと思ったが、もう時既に遅し。
傍にあった他の文鳥のカゴは3つとも素通りし、
もっとも安全と思われる場所にあったクロのカゴがなぜか襲われた。
不謹慎だが、その時は思ってしまった。なぜ他の文鳥でなくクロなんだと…。
今でもクロには申し訳なかったと思うよ。
やっぱり興味ないの?
…とまぁこんな経緯を経て、現在に至っている。
過去に自分の至らなさのために命を落としたペットたちがいる。
その彼らのためにも、カムイとウサギーズにはできるだけのことしてやりたい。
お疲れ♪
(テレビに映る顔はまさか霊!? →じゃなくて杉本哲太)
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鳥類(文鳥やらセキセイインコやらジュウシマツやら)と
亀がイタチにやられました・・・。あいつら、ウサギも狙いに
狙っておりました・・・。思い出して意識が少し遠のきました・・・。
薄れ行く意識の中で、クロちゃんを襲ったヘビを、想像上とはいえ
ギッタギタにしてやりました・・・(笑)
いや、本当、私も今の子達には最善を尽くしてあげたいです。
あ、そうそう、掃除機の話。
すみません。私、帰宅時間が凄く早いのです(^▽^;)
転職して残業も完全に無くなったのでねぇ・・・。
それとそのコロコロは、粘着式コロコロのことでしょうか?
ネタッっとくっ付くやつ。あれね、ダメですよ。付いたゴミが
洗っても綺麗に落ちないし、そのうち乾燥してダメになって
しまいました(>_<)友達も、すぐダメになったそう・・・。
違ってたらごめんなさい。でもいい物だったら、うちも欲しいなぁ。
- 2006/01/10(Tue) 23:37:57 |
- URL |
- Tico #-
- [ 編集 ]
クロちゃんみたいなことがあるのですね。
私,実は・・・野生の蛇を見たことなかったりします。(水族館や動物園ではありますよ)
前回もしっかり読ませて頂きましたが,maruoさんは本当に動物好きなのですね。いろいろな動物を飼われていたことに驚きつつ,読ませて頂きました。
あぁ~,カムイ君のシッポ・・・さわってみたい(>_<)
モフモフ,モフモフ
- 2006/01/10(Tue) 23:47:52 |
- URL |
- mono #-
- [ 編集 ]
私の「生き物の死」初体験は文鳥でした。
桜文鳥です。くちばしが濃いピンクで目が大きくてかわいい鳥でした。
文鳥は体が弱いと当時(4歳)聞きました。
半生のようなえさをあげてた記憶があります。
それで、夏のある日、昼間家族で外出してる間に、そのえさが悪くなったのか、気温が高過ぎたのか、飼って間もない時期に死んでしまいました。
とてもショックでした。
それと、子供の時に祖父の家でへびが鳥を飲んでしまう事件を目の当たりにしたことがあります。
今でもへびの姿が頭に浮かぶのですが、それが想像の産物なのか実際に見たのか、まったくわからないんですよね~。
なにが書きたかったのかよくわからなくなりましたが・・・
飼っていた動物の死について、私は心の奥底で、消えることのない傷になってます。
でもmaruoさんも、他のどなたかも、きっとそういう経験があって、忘れることのできないことになっているんだなあと思って、少し嬉しかったです。
長くてすみません。
長文には長文で!!
- 2006/01/11(Wed) 21:15:58 |
- URL |
- aprilshoes #-
- [ 編集 ]
>orangecafeさん
まさにオーマイガッでした。
今だから書けるけど、当時はショックだったなー。
クロは、カムイよりなついてましたからね…。
>Ticoさん
野生のイタチがいたとはびっくり。
うちは蛇よりも、猫の方を警戒してたんですけどね。
でっかい野良猫がよく庭に入ってきてました。
そう、コロコロって粘着式のですよ。
よかった~買わんで。
1000回は使えると書いてあったけど、
1000回転なのか1000回なのか微妙だったしね。
>monoさん
そのマンションの周りには緑や自然はなかったのに、
どっから蛇がやってきたんだって感じでしたよ。
小さい頃から動物が好きでしたね。
昔は、むつごろう王国に行きたかったですよ。
>aprilshoesさん
長文歓迎ですよ。
桜文鳥飼われてたんですね。
きっとまだ雛だったんじゃないですか。
お湯にふやかしてあげますよね。
その時を過ぎれば非常に丈夫な飼い鳥なんですけどね。
生き物はいつかは死ぬとはいえ幸ある人生を全うさせてやりたいですよね。
- 2006/01/11(Wed) 23:05:04 |
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- maruo #-
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