家の中を徐々にかたしはじめた。
カムイのトイレはまだそのままにしていたけど、これもかたさないとなぁ。
亡くなる前日、帰宅してカムイのトレイをチェックすると、砂で隠されることもなく堂々としたブツが置かれていた。見た目かりんとうで猫のそれとしては極上の仕上がり。便秘気味な飼い主のブツより立派なんじゃ?とにんまりしたばっかりだったのに。
カムイのいた頃は日々掃除機をかけてもかけてもどこからか沸いてくる毛に辟易した。黒い服を着れば、「この人絶対猫飼ってるでしょ」とバレバレな状況に苦笑した(実際言われたことあり)。だけど、今となってはカーペットに絡みつく白い毛までもが愛おしい。
亡くなった後、尻尾の毛をカットして身につけるという手もあったけど、ゴージャスな尻尾の毛を切るのも忍びなく、そんな物理的なものを残さなくとも、カムイはずっとここ(心)にいる、とカットすることはしなかった。でも、今となってはカットしておけば良かったなと思ってみたり。
本棚や戸棚を開けるとどこからともなく現れたカムイ。好奇心旺盛に狭いところに潜り込もうとするから、カムイがいる時は手で遮ってすぐに扉をシャットアウト(中はホコリで汚れていたし)。そんな場所も今では開放しっぱなし。隙を見て必死に潜り込もうとしたあの情景が懐かしい。
2012.8.19
網戸には脱走対策用のクリップとつっかえ棒を設置していた。だからカムイと過ごした17年近く和室の網戸は開かずの状態になっていたけどそれも外した。これで和室からもベランダに出られるようになったけど別に嬉しくもない。
2012.10.2
想いは書くことで浄化できるという。ならばこれから徐々に書いていきたい。いずれは最後の晩のことも書きたいけど、それはまだ先になりそうだ。まずはカムイを迎えた頃からの想い出をブログを始めた当時の気持ちに戻って書いていくのもありかなと思ってみたり。
自分用に書くという感じでひっそりとやっていくので、時系列もめちゃくちゃに支離滅裂な内容になりそうだけど、カムイを愛してくれた皆さんに届いたら幸いかな。
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| comment:5
訃報を知り、勝手にブログを拝見させていただいていた身でしたが、涙が出てしまいました。
カムイさんのご冥福をお祈りすると同時に、本当に今まで癒しをありがとう、向こうでも元気でね、という気持ちです。
カムイさんとの日常の幸せを私たちにお裾分けしていただいたmaruoさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
猫って、間違いなく世界一可愛い生き物ですよね。
猫って、なぜ膝や胸、肩に乗るのでしょうね。
maruoさんがおっしゃっていたように、その重みや温かさや触り心地は猫と暮らしていない今でもはっきりと覚えています。
想い出話は供養になるそうですね。
- 2022/04/18(Mon) 13:07:52 |
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- ぷりん #-
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>>ぷりんさん
コメントありがとうございます。重み温かさ、手触り本当に忘れられませんね。
新たな想い出話を書く分には当時を思い出して楽しくなるのですが、過去の自分のブログとカムイの写真を見ていると切なくなります。でも、ブログを記してきて良かったなとも思います。
>>ゆきさん
ありがとうございます。過去を思い出しながらボチボチ書いていけたらと思います。
>>りんりんランランさん
くよくよしても仕方ないと思いつつ、ふとした時にカムイのいない現実に打ちのめされそうになりますよ。でも、感謝の気持ちで送り出してやらないといけませんね。
- 2022/04/20(Wed) 17:49:32 |
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- maruo #-
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